令和6年度上半期企画展 開催中

更新日:2024年04月03日

展示室の様子

令和6年度上半期企画展様子

4月2日より令和6年度上半期企画展「古文書に見る自然現象記録 中津川でオーロラが見えた?」を開催しています。オーロラ(赤気)は『歳代記乾坤』によると明和7(1770)年7月28日夕方6時半頃から明け方まで、北西から東の方角に本町桝形付近から見えた、と記述されています。その文言を可視化した想像図を展示しています。幾度となく氾濫してきた四つ目川も『歳代記乾坤』文化5(1808)年《田畑、家流れ、橋落ち‥》と記述され相当の人的被害があった事がわかります。こちらも「四つ目川氾濫想像図」を作成し被害状況を可視化しています。「諸国大地震の図」は安政元、嘉永7(1854)年に発生した安政東海地震。翌日、発生した安政南海地震の広範囲にわたる被害状況を記しています。《広大無辺の大地震なれば図面に詳しくしるす》と文末にあり、津波の状況、山くずれ、火事等、旧国名ごとに詳細に記されています。『大黒屋日記抄』に記された自然現象を抜粋した年譜[文政9(1826)年から慶応3(1867)年まで]や、飢饉の状況や飢餓食料(松皮など)について書き留めた史料も展示しています。先人たちから私達へのメッセージを受け取りにぜひご来館くださいませ。

中津川市中山道歴史資料館

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