⦅中津川宿28⦆ 木曽海道六拾九次之内 「晴れの中津川」と柳の木

更新日:2022年04月21日

木曽海道六十九次之内 中津川 「晴れの中津川」

復刻版 木曽海道六拾九次之内 中津川(晴天の景).

木曽海道六十九次之内 中津川 「晴れの景」 歌川廣重画復刻版(当館蔵)

歌川廣重筆の木曽海道六十九次之内 中津川は、当初「雨の中津川」と呼ばれる雨の風景が描かれましたが、後の版では「晴れの中津川」が描かれていいます。

「晴れの中津川」は、村境の中津川橋を渡ったところから柳の木を画面左にすえ、画面右側に中津川宿の家並みや恵那山や前山を描いています。

「晴れの中津川」が描かれたとされる場所

「晴れの中津川」は、恵那山と前山の姿や歌川廣重スケッチ帳の中津川(大英博物館蔵)などから実際に中津川宿を訪れて描かれたものと思われ、下の写真はその場所と言われているところです。

ただし、廣重が実際に中津川宿を訪れて描いたかどうかは、「晴れの中津川」 「雨の中津川」とも諸説あります。

中山道中津川宿 中津川橋より約50mから100m下流

中津川橋より約50mから100m下流

「晴れの中津川」と柳の木

中津川と柳の木

「晴れの中津川」と呼ばれる一枚には中津川にかかる中津川橋と柳の木が描かれています。

かつての中津川橋は、現在橋のある場所よりも50mから100mほど下流にかけられていました。

当時橋がかけられていたと言われている場所の近くには、浮世絵とちょうど同じように古い柳の木が立っています。

「晴れの中津川」に描かれている柳ににせて、中津川宿の誰かが植えたのかもしれません。

中山道中津川宿 中津川橋近くにある古い柳の木

晴れの中津川 柳の木

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