⦅中津川宿16⦆天満屋
中津川宿旧横町の古井家は天満屋という屋号で小間物屋を商う商家でした。
天満屋といわれるのは、昔、横町の川に神様が流れてきました。住人は神様を拾い上げて祠をつくり祀りました。
この祠は寛文3年ごろ(西暦1663年)に中山道の道筋が付け替えられ現在の通りになったとき、茶屋坂に移されて「天満宮」となりました。
その天満宮が祀られていたのが天満屋古井家でした。
今でも裏庭には大きな丸い切石作りの天満宮の井戸が残されています。


中津川宿天満屋(古井家)
天満屋(古井家)

天満屋立て札
天満屋の建物は 、江戸時代の商家の姿をよく伝えていました。店の土間には帳場があり、帳付け台がありました。今では残っていません。
この建物を一見すると二階があるように見えますが、平屋建てです。
正面の連子(れんじ)は明り取りのためのもので、座敷や台所には天窓があり、明かりが射し込むようになっていました。
また、土間には野菜を保存しておくための、室(むろ)が掘ってありました。
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更新日:2021年04月01日