⦅資料紹介24⦆古道訓蒙頌 全
古道訓蒙頌 全(こどうくんもうしょう ぜん)
中津川の国学者の人たちはどのような本を読んでいたのでしょうか。その第2段として『古道訓蒙頌 全』を紹介します。
本居宣長や平田篤胤の学問を学び、幕末・明治時代の国学者で神道家の久保李茲が本教の大旨を著述した書です。
「天と地が分かれる前、参神が天地万物の主であった。陰陽が開くとき二霊が生き物の祖であった。皇祖は常に世を照らし、天孫は永く天下を統治する。祝って無限の地位を授かる。天地は永続的に美しい。神皇は徳恵を施し多くの人々を愛す。神を敬えば国は治まり、天下泰平である。敬愛の心を民にまず持てば、民心は自然に正しい方向へと向かう。内外ともに清浄であれば、禎祥は自ずとやってくる。神国の古伝説を信じ尊び国内の賢い人は正し、子供は勉めよう」
と、おおよそこのような事が五字百韻で簡潔に記されています。
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更新日:2025年01月09日