⦅資料紹介15⦆馬島靖庵と寺子屋
靖庵の寺子屋で使われた「お手本」
お手本の内容抜粋
この靖庵の寺子屋で使われた「お手本」は、今回令和4年下期企画展「幕末明治の医学と中津川」での展示が初公開です。
馬島靖庵が中津川新町にて医院を開業し、本業の医術だけでなく、将来を担う中津川宿の子供たちを教え導きました。
この資料の注目すべき点は、巻末に『桐蔭先生門人』と墨書されていることです、この手本で教えを受けた子供が、自分の記録のために書いたと思われる貴重な資料です。
お手本の内容ですが、馬島靖庵の歩んできた人生に基づく経験を通し、この山国中津川の子供たちに「探求心と行動力」を持たせるため、多くの地名から生きた知識を教えようとしたのではないでしょうか。
なお、この地域の寺子屋の状況は、中津川・恵那市史によれば、当時(天保6年~明治5年)は医師・僧侶・宿本陣・庄屋・俳諧師匠・国学者など多くの知識人たちが塾を開いていました、その後学校に移行されることになります。
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更新日:2022年10月03日