苗木地方の鉱物
岐阜県の中津川市苗木とその周辺地域は、水晶をはじめさまざまな鉱物の産地として全国に知られてきました。
ここではこの地方の岩石とそこに産する鉱物についてみていきます。
苗木地方の鉱物
鉱物産地としての「苗木地方」は、中津川市の苗木地区のみではなく、苗木花崗岩の分布域一帯を指します。具体的には、西から恵那市(毛呂窪など)、中津川市(蛭川・高山・苗木・瀬戸・山口など)、長野県南木曽町(田立など)の範囲です。
ここでは、苗木花崗岩と関連する周囲の鉱床等からの産出鉱物を合わせて紹介します。
参考図書
参考になる鉱物博物館の出版物
- 中津川市鉱物博物館 常設展示解説書 (1999)
- 長島鉱物コレクション展―希元素鉱物への探求―:第4回企画展図録 (2000)
- 長島鉱物コレクションと蛭川の鉱物:第10回企画展図録 (2006)
- 地質図と岐阜県の石:第19回企画展解説書 (2015)
- 美濃焼・瀬戸物と花崗岩:第20回企画展解説書 (2016)
文献
- 飛鳥井孝太郎 (1899) 磁器釉下黄色顏料発見の由来. 大日本窯業協会雑誌, 8, No.87, 71-73.
DOI 10.2109/jcersj1892.8.87_71 - 原山 智 (2006) 白亜紀最末期の還元型(チタン鉄鉱系)花崗岩—日本3大ペグマタイト産地を擁する苗木花崗岩. In:日本地質学会 編, 中部地方:日本地方地質誌 4, 朝倉書店, 288-289.
ISBN 978-4-254-16784-9 - 木村健二郎・三宅泰雄 (1932) 東洋産含稀元素鑛石の化學的研究(其十八) 岐阜縣苗木産苗木石の鉛の含量及び其の地質的年齢に就て. 日本化学会誌, 53(1), 91-93.
DOI 10.1246/nikkashi1921.53.91 - 小川琢治 (1904) 新鑛物苗木石に就きて. 地質学雑誌, 11, No.130, 263-268.
DOI 10.5575/geosoc.11.263 - 篠原 守・原 益彦・成瀬 豊 編 (1983) 茄子川焼. 中津川市教育委員会, 119p.
- 杉山和正・村尾玲子・酒井俊輔・湯葢邦夫 (2009) 苗木石の構造. 日本鉱物科学会 2009年年会講演要旨集, R5-12, 140-140.
DOI 10.14824/jakoka.2009.0.136.0 - 寺内信一 (1899) アスカ井黄につきて. 大日本窯業協会雑誌, 8, No.87, 69-71.
DOI 10.2109/jcersj1892.8.87_69
中津川市鉱物博物館
- 〒508-0101 岐阜県中津川市苗木639-15
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更新日:2022年09月06日