次世代交通研究プロジェクト

更新日:2024年02月14日

新たな交通ネットワークと地域圏

中津川市には、近い将来、リニア中央新幹線の開業に伴いリニア駅や総合車両基地が 整備 されるとともに、中央自動車道神坂パーキングエリアにスマートインターチェンジが設置されます。

さらに、中央自動車道からリニア駅を経由して飛騨方面へ向かう濃飛横断自動車道や、リニア駅と中津川市・恵那市の両市街地を結ぶ 東濃東部都市間連絡道路が計画されるなど、新たな交通ネットワークにより、これまでの地域圏が大きく変わろうとしています。

中津川市と東京大学との研究連携に関する協定を締結

令和2年9月に中津川市と国立大学法人東京大学(大学院工学系研究科社会基盤学専攻交通・都市・国土学研究室)は、超高速交通網と接続する分散型拠点の設計と地域の持続的在り方に関する共同研究を進めるため、協定を締結しました。

令和2年度からの3年間で、地域の方々の生活行動調査を基に、市民生活を支える新たなモビリティサービスによるネットワーク計画を作成し、道の駅や集会施設などの地域拠点を接続することで、超高速ネットワーク時代の新しい生活の仕方や交流の仕方を検討し、地域の持続的在り方を研究していきます。

リニア中央新幹線、高速道路のインターチェンジといった高速交通網と、中心市街地、道の駅などの地域の代表的な拠点を結び、さらに道の駅と集落内の拠点を結ぶことで、地域の魅力を高めコミュニティを維持し、持続可能なまちづくりを進め、地域の活性化につなげたいと考えています。

令和5年度からは研究成果を実装へ移していくため、東京大学との研究連携に関する協定を3年間延長しました。

事業概要3

具体的な取り組み

1.自動運転技術の導入・運営

高齢化の進展する中山間地域での免許返納する高齢者の増加、公共交通機関の運転手不足等の課題を解決するため、自動運転技術の導入・運営の検証を行います。また、人だけではなく農産品の出荷や日用品など貨物の輸送なども行います。既存公共交通との連携または代替としての活用を検討します。

2.自動運転予約アプリの開発

スマートフォン、パソコン等から自動運転車両の予約ができるようアプリを開発します。自動運転サービスの予約機能だけではなく、地域の歴史や資源をアプリ上で表示し、訪問者等を集落内へ誘導します。

3.拠点の創出・運営

市内の古民家のリノベーションによる利活用などを想定した地域拠点を創出し、住民や訪問者の双方を集落内へ誘導します。超高速交通網と接続する地域拠点の設計を試みる。

この記事に関するお問い合わせ先

リニア都市政策部 次世代交通研究室
電話番号:0573-66-1111(内線 213)
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