DNARプロトコール勉強会を開催しました
中津川市西消防署では、11月19日(水曜日)、「救急隊のDNARプロトコールを知ってもらう」ことを目的として敬愛会シクラメン老人ホームと勉強会を行いました。管轄区域内の老人福祉施設にチラシ配りを行った結果、消防本部として初めての開催につながりました。
施設職員のほかに、虹いろ在宅ケアクリニック鷲津医師、近隣医療機関の看護師や当市高齢介護課職員など40名が参加しました。はじめに人生会議、DNARについての座学を行い、次に、訪問介護先でDNAR書面が提示された想定で連携訓練を行い、終了後には同医師から講評をいただきました。緊張感あり笑いありの和やかな雰囲気の中で、大変有意義な訓練を行うことができました。
DNARの方が心肺停止となり119番通報がなされ、蘇生のために駆け付けた救急隊の目的とは反対に、蘇生を希望しない現場が増えてきているのが現状です。まずは多くの方にDNARという言葉を知っていただくことが重要だと考え、今後も勉強会などの広報活動を続けていきます。
用語の説明
DNAR
「DNAR」とは、" do not attempt resuscitation "の略で、心肺停止になったとき に心肺蘇生の実施を望まない意思表示のことです。
救急隊プロトコール
「救急隊プロトコール」とは、救急医療の質を向上させるために、救急隊員が遵守 すべき手順やガイドラインを定めたものです。
人生会議
「人生会議」とは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とも呼ばれ、もしもの時にどのような医療やケアを受けたいかを前もって考え、家族や医療・介護関係者と繰り返し話し合うことです。

集合写真

座学の様子

対応フローチャートを確認する様子

訓練の様子
この記事に関するお問い合わせ先
消防本部西消防署
住所:中津川市茄子川1785-36
電話番号:0573-68-5119
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更新日:2025年12月03日