小さなハエの大量発生

更新日:2021年03月01日

概要

梅雨の時期を中心に、小さなハエが大量発生しているという相談をいただきます。そのような虫は、「クロバネキノコバエ類」というハエの仲間であることが多いです。このハエは、多くの自治体で大量発生が確認されています。中津川市内でも平成26年度から平成28年度にかけて苗木、福岡、蛭川、坂本等で大量発生の報告があります。

次のような特徴が見られたら、クロバネキノコバエ類の可能性が高いです。

  • たいへん小さく、体長が1~2ミリメートル程度
  • 午前中にたくさん現れる
  • 雨が降った翌日にたくさん現れる
     

対策

クロバネキノコバエ類は、主に以下の方法で家屋への浸入を防ぐことができます。

  • 戸や窓の隙間をテープやスポンジで塞ぐ
  • 網戸に虫除け剤を付ける
  • 窓際に扇風機を置き吹き飛ばす

    (注)殺虫剤を直接かけることで駆除することができますが、次々と現れるため、あくまでも対処療法です。広範囲に殺虫剤を大量に撒くことは、健康被害が懸念されることからおすすめできません。

クロバネキノコバエ類とは

「クロバネキノコバエ」は、ハエの1グループの総称です。クロバネキノコバエ類は、湿った土中の有機物を食べて育ちます。そのため、森林や畑、植木鉢等から発生すると考えられますが、発生源を突き止めることは困難です。大量発生すると家屋内を汚すことがありますが、針などは持っていないため、人体に直接危害を加えることはありません。寿命は大変短く、成虫は数日、長くとも10日程度で死んでしまいます。このグループについては不明な点も多いですが、森林内では有機物の分解や花粉の媒介等にかかわっていると考えられています。

この記事に関するお問い合わせ先

環境水道部環境政策課
電話番号:0573-66-1111(内線 542・543)
メールによるお問い合わせ

知りたい情報が見つからない・わかりにくかったとき