中津川市の活断層と南海トラフ

更新日:2022年05月31日

地震活動の特徴

岐阜県に被害を及ぼす地震は、主に陸域の浅い場所で発生する地震と、相模、駿河、南海トラフ沿いで発生する海溝型巨大地震です。

陸域の浅い場所で発生した被害地震としては、濃尾断層帯で発生した1891年の濃尾地震(M8.0)がよく知られ、南海トラフ沿いで発生した被害地震としては、1944年の東南海地震(M7.9、県内で死者・行方不明者16名、家屋全壊406棟など)や1946年の南海地震(M8.0、死者32名、家屋全壊340棟など)がよく知られています。

中津川市に被害を及ぼす可能性のある地震には、南海トラフで発生する海溝型地震があり、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されています。

また、多くの活断層も確認されており、長野県との県境付近に木曽山脈西縁断層帯とその延長上に屏風山・恵那山及び猿投山断層帯、さらにそれに平行するように阿寺断層帯などがあります。

30年以内の地震発生確率(算定基準日は2022年1月1日です)
地震 マグニチュード 30年以内の地震発生確率
南海トラフで発生する地震 9.0クラス 70%から80%
木曽山脈西縁断層帯主部(馬籠峠断層南部) 6.3程度 0%から4%
木曽山脈西縁断層帯(清内路峠断層帯) 7.4程度 不明
伊那谷断層帯主部 8.0程度 ほぼ0%
阿寺断層帯主部(北部) 6.9程度 6%から11%
阿寺断層帯主部(南部) 7.8程度 ほぼ0%
阿寺断層帯(佐見断層帯) 7.2程度 不明
阿寺断層帯(白川断層帯) 7.3程度 不明
屏風山断層帯 6.8程度 0.2%から0.7%
赤河断層帯 7.1程度 不明
恵那山・猿投山北断層帯 7.7程度 ほぼ0%から2%

 

地震発生確率値の留意点

活断層で起きる地震は、発生間隔が数千年程度と長いため、30年程度の間の地震発生確率値は大きな値とはなりません。例えば、兵庫県南部地震の発生直前の確率値を求めてみると0.02から8%でした。地震発生確率値が小さいように見えても、決して地震が発生しないことを意味してはいません。

地震は、発生すれば甚大な被害を及ぼす可能性がありますので、日頃から耐震補強や家具の固定など、地震防災対策を講じておくことが重要です。

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