プレコンセプションケア
「プレコンセプションケア」ってなに?

若い時期から男女が将来のライフプランを考えて日々の生活や健康と向き合うことです。
次世代を担う子どもの健康にもつながるヘルスケアとして注目されはじめています。
目的は?
健やかな妊娠・出産、将来の子どもの健康のための準備をする。
子どもを持つ・持たないに関係なく将来の自分のための健康的な体づくりをする。
ー人生100年時代を健康で豊かに過ごすために正しい知識を得て
自分の健康やライフスタイルを考えてみましょうー

(引用元 国立成育医療研究センター プレコンノート)
実践してみよう
適正体重を目指しましょう
- 妊婦のやせは子どもが低体重で生まれるリスクが高まります。また低体重で生まれてきた子どもは生活習慣病になりやすいと言われています。
- 肥満は女性の妊娠率の低下、男性の精子の量や質の低下の原因になりうると言われています。
BMIでじぶんの体格を確認してみましょう。
BMI(体格指数)= 体重(キログラム)÷ 身長(メートル) ÷ 身長(メートル)
| BMI | 体格判定 |
|---|---|
| 18.5未満 | 低体重(やせ) |
| 18.5以上25.0未満 | 適正体重 |
| 25.0以上 | 肥満 |

適度な運動をしましょう
健康的に適正体重を維持するためウオーキング、ヨガや筋トレなど、運動習慣をつけましょう。一週間に150分程度の運動を目安として推奨しています。

1日3食きちんと食べる習慣をつけましょう
主食だけでなく、たんぱく質(肉・魚・大豆製品・乳製品)や野菜のおかずも一緒にとりバランスよい食事を心がけましょう。
葉酸を摂取しましょう
妊娠前・初期から葉酸というビタミンを摂取することで赤ちゃんの神経管閉鎖障害(無脳症・二分脊椎・髄膜瘤など)の予防につながります。
タバコはやめましょう
喫煙や受動喫煙は、男女ともに不妊のリスクが増加します。特に妊娠中は早産や低体重児の出産のリスクを高めます。

アルコールは控えめに
女性は男性に比べてお酒に弱い傾向があります。
妊娠前は適度な飲酒を心掛け、妊娠中・授乳中は全期間通して禁酒をしましょう。
1日の適量は純アルコール量で男性40グラム、女性20グラムです。純アルコールの目安は
ビールなら中瓶1本(500ミリリットル)、日本酒なら1合(180ミリリットル)相当です。
(注)アルコールの分解速度が遅い人や女性はこの半分の10グラムが推奨されています。
[純アルコール量=摂取量(ミリリットル)×アルコール度数(パーセント)×0.8(アルコール比重)]
十分な睡眠をとりましょう
質のよい十分な睡眠は、ホルモンバランスを整えます。また、日中の疲労を回復させるためにも睡眠はとても重要です。一日の睡眠時間は6~8時間が理想的だと言われています。
ストレスと上手く付き合いましょう
過度なストレスはホルモンバランスの乱れや生理不順などにつながったり、妊娠しにくくなる可能性があります。
性感染症予防
性感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。
検査やワクチン、検診を受けましょう
風疹、麻疹、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は妊娠中にかかると赤ちゃんに障害が残ったり、命にかかわったりすることがあります。
がんは治療内容等によっては、妊娠する可能性に影響をもたらします。女性特有のがんとして代表的なものは、乳がん、子宮がんです。がんの早期発見や健康管理のためにもがん検診を受けましょう。
プレコンノートを活用して実践してみましょう
詳しい内容については下記の国立成育医療研究センターのホームページをご覧ください。
市が実施する健診など
この記事に関するお問い合わせ先
医療福祉部健康課
電話番号:0573-66-1111
内線:予防保健係623・健康支援係(母子)626・健康支援係(成人)627
メールによるお問い合わせ


更新日:2025年10月24日