中津川中核工業団地の経緯と立地企業

更新日:2023年09月13日

工業団地開発の背景

中津川中核工業団地は、恵まれた自然環境のもと、若者労働者の地元定着、東濃東部地域の自立性の向上、また景気動向に強い産業構造を目指して計画・開発されました。

計画以前の当地域が直面していた課題としては、いくつかの大規模工場が立地し工業の集積は高いものの、地域経済が大企業の動向に左右されやすく、また若者の就労の場が少ないことがありました。

当時、岐阜県では21世紀に向けて魅力ある郷土作りを目指し、県勢発展のけん引力として活力ある産業基盤づくりを重要課題としていました。特に中津川市のある東濃東部地域は、中央自動車道の開通により名古屋都市圏と至近な距離にあり、首都圏と近畿圏両方の中間にあることから、工場立地動向が上向きにあり、産業振興の拠点として位置付けられていました。

こうした点から、多数の企業が進出できる工業団地の開発が積極的に進められました。

中津川中核工業団地は、名古屋大都市圏の都市機能の効果的活用と、周辺地域の豊かな自然、文化環境を享受できる理想的なテクノパークとして、高付加価値型産業等の導入を図り、地域開発の先導的役割を担うものとして、計画策定から平成4年の完成式まで20年以上の月日をかけて完成を迎えました。

2023年5月現在、団地内に15社が操業し、約3,400名の雇用を創出、中津川市の雇用と産業を支える重要な役割を果たしています。

中津川中核工業団地の全景

事業の経緯

  • S42年12月 岐阜県「岐阜県地域工業開発基本計画」策定
  • S46年3月 名古屋通産局「茄子川中核工業団地造成計画」調査
  • S52年9月 中津川市「中津川市工業団地開発基本計画調査」実施、報告
  • S55年2月 岐阜県・地域整備公団「中津川中核工業団地開発基本調査」実施、報告
  • S58年4月 国「中津川中核工業団地」の予算を採択
  • S58年11月 中津川中核工業団地の基本設計完了
  • S60年9月27日 岐阜県・中津川市からの開発要請を応諾、市・県・公社・公団4社のよる中核工業団地の「事業実施に関する協定書」調印
  • S61年3月3日 地域振興整備公団、中津川開発所を開設
  • S61年6月20日 通商産業大臣、工業用地造成計画承認
  • S61年7月 第1期造成工事に着手(調整池、用水池、遮断水路等)
  • S61年10月15日 中津川中核工業団地「起工式」挙行
  • S62年7月 第1期造成工事継続(道路、下水、工場排水専用菅等)
  • S63年3月2日 第1期分予約分譲開始
  • S63年3月11日 進出企業第1号進出決定
  • H1年9月 第1期完売
  • H1年11月 第2期分予約分譲開始
  • H3年3月 中津川中核工業団地の造成及び関連公共工事概ね完成
  • H4年8月1日 中津川中核工業団地「完成式」挙行

立地企業

2023年5月現在、中津川中核工業団地には15社の企業が立地しています。 全体で約3,400人の雇用を生み出しており、当市の雇用と産業に大きな役割を果たしています。

立地企業一覧

 (注)カッコ内は主な業種、製造品

この記事に関するお問い合わせ先

商工観光部工業振興課
電話番号:0573-66-1111(内線4260~4263)
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