秋冬の企画展「苗木領の村絵図」(10/12~2025/7/21)
秋冬の企画展「苗木領のむら絵図」10/12~1/26
今と昔の地図で見る苗木領
中津川市苗木遠山史料館では、10月12日から秋冬の企画展「苗木領の村絵図」を開催します。
苗木領内の村の庄屋が村内の様子を描き入れ、明治2年の版籍奉還後、苗木藩庁(遠山家)に差し出した絵図などを恵那郡内中心に展示します。
内容
江戸時代、1万石余りの領地を持っていた苗木遠山家が治めていた村は、恵那郡と加茂郡で38ヶ所村ありました。
今回展示する主な資料は、村の庄屋が村内の道や川、神社や家の位置、また田や畑、山林の様子を描き入れ、明治初期、苗木藩庁(遠山家)に差し出した絵図などです。
1軒1軒描いている絵図もあれば、大まかに作成した絵図もありますが、当時の様子を知る上で貴重な資料です。
わたしたちの祖先がくらした風景が描かれた絵画と、現在の様子を比べ郷土の発展と歴史のつながりを感じながらご鑑賞いただければ幸いです。
阪下(坂下)村全図 7 8×135cm 明治初期
現中津川市坂下地区の絵図 神社の名称と位置がよくわかる絵図となっています
飯地村絵図 99×73cm 明治初期
山里飯地の起伏に飛んだ地形や自然がよくわかる絵図となっています
今回の企画展「苗木領の村絵図」で展示する絵図は、その製作目的から大きく2つに分けられます。
1つ目が、明治2年の版籍奉還に続き、明治4年7月に廃藩置県が行われました。今までの藩の支配から国の支配になった時に、苗木藩庁(県庁)に提出された絵画で、書き方や詳細度はいろいろですが、藩庁から村までの距離や制札場の位置、村内の概要が書かれた絵図です。
2つ目が、明治6年7月、明治政府は地租改正を布告して全国の土地の調査を命じました。各村は、田畑や宅地、山林、原野の1筆ごとの調査と測量を行い書かれた絵図です。
■会期
令和6年10月12日(土曜日)から令和7年1月26日(日曜日)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日),12月26日から1月5日まで
開館時間 9:30から17:00(入館は16:30まで)
■会場
中津川市苗木遠山史料館 2階 特別展示室(中津川市苗木2897-2)
■観覧料
入館料のみ(個人330円,中学生以下無料)
11月3日(日曜日)は終日入館無料
中津川市苗木遠山史料館
- 〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897-2
- 電話番号0573-66-8181
- ファックス0573-66-9290
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更新日:2024年10月02日