令和4年度 下期企画展 『幕末明治の医学と中津川』

更新日:2022年10月04日

令和4年下期ポスター

馬島靖庵(まじませいあん)は幕末期中津川で活躍した医師で、島崎藤村の小説『夜明け前』に登場する宮川寛斎のモデルになった人物です。

当館が所蔵する靖庵が残した医学関係史料をとおして、靖庵自身の生い立ちとともに、幕末明治の医師の姿を紹介します。

展示の中に、靖庵が幕末明治期に流行していた天然痘(てんねんとう)の予防接種である種痘(しゅとう)を施術した記述がある『紫陽伴野日鑑(しようとものひかがみ)』が貴重な資料です。

その他にも古くは日本書紀巻二十の中に、(かさ)疱瘡(ほうそう)天然痘(てんねんとう)、あるいは麻疹(はしか))と言う記述があり、見開きで紹介します。

また、文化人でもあった靖庵の人間的側面も見られるように、書、俳句、漢詩なども紹介します。

特に珍しい資料として、靖庵が開いていた寺子屋で使用していた御手本があります。

その御手本の内容は、子どもにとっては行ったこともない地名漢字を手本として選んでおり、靖庵自身が多くを見聞した経験を教授しようとしたのではないかと考えられます。

本業の医療活動では、往診の依頼があれば近隣の村々やかなり遠くまでも往診に出かけていました。

特に、落合・馬籠・妻籠・清内路方面の山深い難所と言われる所にも、その足跡があります。

晩年には三河の稲武そして伊勢と居を移し、慶応4(1868)年に行年58歳で没するまで、人間靖庵として人創りに奔走していた足跡を紹介いたします。

医者かご

医者駕籠

展示の見どころ

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