ノロウイルスに注意しましょう!

更新日:2024年12月04日

例年、感染性胃腸炎の患者発生は12月中旬ころにピークを迎え、ノロウイルスによる食中毒も増加傾向となります。ノロウイルスは感染力が非常に強く、少量のウイルスでも感染します。石鹸と流水による手洗いの徹底や汚染物の処理など、感染防止に努めましょう。

ノロウイルスとは

  1. ノロウイルスの特徴
    • ウイルスが少量でも感染することがあります
    • 食品からだけでなくヒトからヒト、環境からヒトへ感染します
    • ウイルスはヒトの腸内で増殖します
  2. ノロウイルス感染の症状
    • 主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で発熱は軽度のことが多いですが、特に高齢者の方は下痢や嘔吐による脱水に注意が必要です。
    • 潜伏期は1〜2日で、通常、症状は2〜3日で回復します
    • 感染しても発症しない場合や軽い風邪様の症状のときもあります
    • 感染期間:症状がなくなった後も通常1週間程度、長い場合1ヶ月程度ウイルスの排出が続くときがあります。症状が回復した後も、しばらくは食品の取り扱いに注意が必要です。

予防方法

感染経路は「感染者からの排泄物や嘔吐物からの二次感染」「飛沫感染」「接触感染」です。

石鹸と流水による手洗いは手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法です。有効な手洗いのコツは次の方法です。

  1. 食前や調理の前、トイレの後には必ず手を洗いましょう
    • 常に爪を短く切って、指輪等ははずす
    • 石鹸を十分に泡立てて、ブラシなどを使用して手指を洗浄する
    • すすぎは温水による流水で十分に行う
    • 清潔なタオルやペーパータオルで拭く
  2. 下痢や嘔吐の症状がある場合は、食品を取り扱う作業を控えましょう

    ノロウイルスに感染した人のふん便や嘔吐物には大量のウイルスが含まれています。特に少量のウイルスでも感染する場合がありますので注意が必要です。

  3. 加熱が必要な食品はしっかり加熱しましょう

    食品の中で特に注意が必要なものはノロウイルスに汚染された二枚貝です。中心部が85℃〜90℃で90秒間以上加熱しましょう。

  4. 調理器具は使用後に洗浄、消毒しましょう

    調理器具は洗剤でしっかり洗浄した後煮沸消毒をするか、塩素酸消毒液を使うことが有効です。(注)塩素系消毒液の作り方については下記「冬は特にご注意!」リーフレットをご参照ください。

  5. 嘔吐物や排泄物は適切に処理しましょう

    ノロウイルス感染者の嘔吐物や便は素手では処理せず、使い捨ての手袋やビニール袋をはめ、ペーパータオル等で静かに拭き取り、塩素系消毒液で浸すように拭き取り、その後水拭きしましょう。 (注)塩素系消毒液の作り方については以下の「冬は特にご注意!」リーフレットをご参照ください。

この記事に関するお問い合わせ先

市民福祉部 健康医療課
電話番号:0573-66-1111
内線:予防保健係623・医療管理係622・健康支援係(母子)626・健康支援係(成人)627
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